出産祝いの相場やマナーについて

最終更新日 2024年4月15日 by akasak

自分の家族や友人知人に赤ちゃんが生まれることは非常に喜ばしいことでしょう。
しかしいざ出産祝いを贈ろうと思っても、相場がどれくらいなのか、どんなものをプレゼントすればよいのかと悩んでしまう人も多いものです。

まず出産祝いの金額の相場についてですが、大まかに分けると贈り手側を4パターンに分けることができます。

・家族の場合

まずは家族が用意する出産祝いの金額についてです。
父親や母親の場合には1万円から10万円、兄弟や姉妹の場合には5000円から3万円、祖父母の場合には3000円から1万円ほどとなっています。

もしもお祝い金を包む場合には、奇数の額で包むとよいでしょう。
4や9などの数字は縁起が良くないため控えた方がよいとされています。
お祝い金のほかに、ベビーカーやベビーベッド、チャイルドシートなどの大きな買い物で了承するケースも多いでしょう。

そして兄弟や姉妹については、5000円から3万円と金額の幅が広く取られているという特徴があります。
この点については贈り手側がどのような人物かによっても変わってくるでしょう。

もしも贈り手側が20代の独身者である場合には5000円から、30代以上の独身者である場合には1万円から、30代以上の既婚者である場合には3万円ほどの相場となっています。

・友人の場合

次に友人が用意する場合のお祝いの金額についてです。
この点についても親しい友人なのか、そこそこの付き合いなのかによって相場は変わるといえるでしょう。

親しい友人であるならば5000円、仲良しグループの友人の一人であれば3000円ほどが相場となっています。
なかには大事な親友に赤ちゃんが生まれたので、心をこめて高価な贈り物を贈りたいと考える人もいるかしれませんが、高価な贈り物は避けたいところです。

その理由としては、反対にお返しに負担がかかってしまうからです。
お祝いをもらった場合には、一般的にお返しをすることとなるでしょう。

お返しの金額の目安としては、もらった品物の2分の1から3分の1ほどが目安とされています。
高価な贈り物を贈ってしまうと、その分、お返しの金額も高価になるため、反対に迷惑になってしまう可能性もあります。

・会社関係者の場合

次に会社関係者が用意するお祝いの金額についてです。
会社の場合には現金や商品券を贈るのも一般的となっていますが、近年では育児に役立つ商品を何人かのグループで出し合って贈ることも多く見られます。

会社の同僚の場合には3000円、会社の上司であれば3000円、会社の部下であれば5000円ほどが目安となっていて、同僚や上司に贈る場合には、何人かでまとめて出しあうということもよく見られるケースです。

・親戚の場合

最後に親戚が用意する出産祝いの金額についてです。
例えばおじやおば、いとこが出産した場合の金額の目安としては、おじやおばの場合には5000円、いとこの場合には3000円ほどとなっています。

もしもそれほど親戚付き合いがないのであれば、特にお祝いを用意する必要はありません。
ほとんどおつきあいをしたことがないのにお祝いだけ渡されてしまうと、反対に気をつかわせてしまうことにもなるでしょう。

■出産祝いを贈る際のマナーは知っておこう

出産祝いの金額の目安が分かり、さっそくお祝いを贈ろうと思っても、絶対に気をつけるべきマナーを頭に入れておく必要があるでしょう。

まずお祝いを贈る前に必ず確認しておくべきこととして、本当に無事の出産であったのか、母子ともに健康であるのかの二つの点についてしっかりと確認しておきましょう。

そしてもしも現金を贈るのであれば新札を贈るのがマナーとなっているので、事前に銀行などで交換してもらい準備をしておきましょう。

そして現金を渡す際には、のし袋も必要となります。
商品券や図書券などを贈る際にも、現金と同様にのし袋を利用した方がよいでしょう。
基本的にボールペンは使わずに、毛筆や筆ペンなどを使って書くようにしましょう。

・贈る時期について

出産祝いを贈る時期としては、出産を終えたママが退院して落ち着いたころでもある10日後から1ヶ月後がよいと言えるでしょう。

また地域によっては古くからの日本の習わしを大切にしている地域もあります。
日本の習わしとしては赤ちゃん誕生から七日目の夜にお祝いを行うお七夜、そして赤ちゃんが生まれて1ヶ月後に初めて神社を参拝するお宮参りの時期が、お祝いを贈るのにふさわしい時期といわれています。

しかし赤ちゃん誕生から七日目となると退院と重なる時期でもあり、場合によっては入院が長引いている可能性もあります。
そのため少し遅れるくらいの10日後が良いタイミングと言えるでしょう。

また期限内に送ることによって、お返しの準備をまとめて行うことができるので、相手にとっても都合がよいものです。
現金や商品券もよいですが、やはり相手のことを考えながら贈り物を選びたいものです。

近年人気のあるお祝いの品物としては、おむつケーキやスタイのセット、名前入りのおもちゃなどがあげられます。
また出産という大仕事を終えたママに向けてハンドクリームやアロマクリームを選ぶのもよいでしょう。

 

出産祝い女の子