ユニセフマンスリーサポートは子供たちへの理想的な支援方法です

最終更新日 2024年4月15日 by akasak

日本では日々繰り返される食糧廃棄が問題になっており、毎日ひとり1個のおむすびを捨て続けている計算になります。
日本だけでなく、豊かな国では同じようなことが起こっています。
しかし世界中には「貧しくて食べられない子供たち」がたくさん存在しており、しかもその数は急増しているというのです。

栄養が日常的に不足している子供たちが1億人以上いる

子供たちが今日を生きて、成長するためには必ず栄養が必要です。
その栄養が日常的に不足している子供たちが、まだ1億人以上います。
さらに状況が悪く、命の危険にさらされている子供たちが1,430万人もいるというから驚いてしまいました。
重度の栄養不良によって、明日を生きられないかもしれない5歳児以下の子供がそんなにもいるのが現実なのです。
私たちがこの日本で、食物を捨てながら生きているのとは真逆の世界ですね。
2020年はコロナで大変な年になりましたが、栄養が不足している子供たちは免疫力や抵抗力が落ちているため、感染症で命を落とす可能性も高くなっています。
海の向こうでそんなふうにして「必死に今を生きている子供たち」のために、何か出来ることはないのでしょうか。
ユニセフは世界中でこのような栄養不良の子供たちを治療し、毎年数百万人の大切な命を救ってきました。
子供たちの環境だけでなく、母体の栄養改善や、学校給食なども積極的に支援しています。
支援をするためにはお金が必要です。

ユニセフマンスリーサポート

「ユニセフマンスリーサポート」は、このような活動を継続的に誰でもが支援できるプログラムになっています。
いま悪い状態にある子供たちに栄養を与えること、その子たちを治療し、環境の改善をはかること、それにはキレイな水を供給できる仕組み作りも必要ですね。
病気を予防する知識や、栄養に関する知識の普及もしなければなりません。
教育の機会を与えることも大切に考え、すべての子供が未来に希望を持てるような活動を続けています。
支援方法は募金になりますが、月2,000円から5,000円などの選択肢があります。
例えば2,000円を1年間続けて支援すると、重度の栄養不良を治療するミルクの889杯分になります。
抵抗力を高めて感染症を防ぐビタミンAなら、6,000人分が賄える計算です。
月3,000円で1年間の支援であれば、命を奪う危険のある病気の予防ワクチンが257回打てます。
または地域保健員として働いてもらう人材を、15人育てる技術研修費用にもなります。
月4,000円で1年間支援すると、衛生用品のセット10世帯分が用意できます。
これは避難生活に欠かせないもので、過酷な状況にある人々にはとても大切なものが揃ったセットです。
水の汚染もあって、下痢もよく起こす症状ですが、これによる脱水症を改善する経口補水塩なら7,080袋用意できます。
月5,000で1年間の支援をした場合は、スクールバッグが198個購入でき、体重計なら50台が導入できて役に立つのです。

ユニセフのCMについて

CMなどでユニセフの映像を見かけることがあります。
痩せた子供たちの様子や、住環境の悪さがわかる内容で、ギュッと胸が締め付けられる思いがします。
「ユニセフマンスリーサポート」についてもCM中で触れているのですが、限られた時間内のことなので、実際に募金をしようと動き出すまではいかないのかもしれません。
それに「募金ってあやしくない?」とか「本当に正しく使われているの?」などの疑問を持っている人も多そうです。
ユニセフは子供の権利を守る国際機関として存在しています。
ユニセフ協会(国内委員会)とユニセフ(国際連合児童基金)は、世界の約190の国と地域で活動をしており、子どもたちとその親の命と健康を守ることで、人としての権利も守りたいと考えて活動を続けているのです。
この活動をするための資金はすべて、各国からの支援金と、民間からの募金によって賄われています。

寄付されたお金の使い道

民間というのは個人であり、団体や企業や法人でもあります。
ひとりが1ヶ月に2,000円ずつ支援する気持ちが世界中から集まり、この活動を長年にわたって支え続けているといっても過言でありません。
民間からの募金は、日本のような先進33の国と地域にあるユニセフ協会から、ユニセフ本部に送られています。
本部では集まった資金の使用用途を、各国の状況をみながら考えていきます。
そして支援が必要な各国の政府と協力をして、ユニセフ現地事務所に送られたお金をもとに活動を行なっているのです。
CMやパンフレットを見て、過酷な状況にいる子供たちのことを知っても、ほとんどの人は実際に自分がそこに行って何か出来るわけではありません。
でもユニセフなら、奥地の秘境のような場所へも赴き、助けを必要としている人々に援助をします。
募金をすることで、それが可能になるなら、もう「何もしてあげられない」と諦めることもないのですね。

まとめ

これほど多くの子供たちが飢えている現状では、支援も継続的でなければ改善はありません。
その点でも「ユニセフマンスリーサポート」は理想的な支援方法ではないでしょうか。
子供たちの状況とユニセフ活動内容が知れる広報紙が、年に4回送られてくれるのもいいですね。

 

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