最終更新日 2024年4月15日 by akasak
ギャンブルによる影響により日常生活や仕事などに支障をきたしているのにも関わらず、自分の力では止めることができない状態のことをギャンブル依存症と呼んでいます。
パチンコやスロット、競馬など様々なギャンブルが挙げられますが、スロットのやり過ぎによりギャンブル依存症に陥る人も多いものです。
知人の横山英俊も以前、スロットにハマっていたようです。
ギャンブル依存症の主な特徴
ギャンブル依存症の主な特徴としては、ギャンブルしたい欲をコントロールできないことが挙げられます。
精神的にも経済的にも問題が生じているのにも関わらず、スロットを行う欲を抑えられないのです。
消費者金融やサラ金などから借金をして、数千万円もの借金を抱えたとしても、やめられないという人もいるほどです。
やめるとイライラしたり幻覚が見える、不眠や異常発汗などの症状が出ることもあるでしょう。
どのようなことが原因になるのかと言うと、その一つに快感を求めているといったことが挙げられます。
人間をはじめとした一般的な動物は、何かしらの行動で快感が得られると、その行動を再び行おうとします。
ギャンブルにおいても同じようなことが言えて、過去に大きな価値を経験した場合にはそれをもう一度求めて、繰り返し手を出すようになってしまいます。
また嫌なことからの逃避手段として選択していることも考えられるでしょう。
何かしらの問題を抱えていて、不快な気分でいる場合には、その不快な気分を解消するための手段として、ギャンブルを選んでしまうのです。
ギャンブル依存症になりやすい人の特徴
ギャンブル依存症になりやすい人には特徴がありますが、父母や祖父母が行なっているのを見ていたなどのギャンブルに関する経験や体験、そして大きな勝ちをした経験などが挙げられます。
その他にも自身が借金をしていたり家族や友人がギャンブルの問題を抱えているなどの金銭的な問題を抱えている、性格的な傾向としては負けず嫌いな人が多い傾向にあります。
男性に多い特徴があり、退屈であったり目標が無いなどギャンブルしやすい環境にいる人も危ないと言えるでしょう。
ギャンブル依存症に陥るとどのような影響があるのかと言うと、その一つに多額の借金を作ることが挙げられます。
お金が無い状態ながらもギャンブルを行いたいという欲求を抑えることが出来ずに、返済することができないほどの多額な借金を作ってしまうことも考えられます。
場合によっては窃盗などの罪を犯してしまう可能性もあります。
イライラする感情を抑えることができず、他者の所有物や公共の施設を壊してしまうこともあるでしょう。
万が一犯罪者と呼ばれる立場になった場合には、将来就職したり社会復帰するまでのハードルもかなり高いものとなることが予想されます。
ギャンブルが原因となっている犯罪について
ギャンブルが原因となっている犯罪については幾つかの例が報告されていて、パチンコ代に当てるために会社のお金を着服したり、パチスロの結果を理由として器物損壊をした事例などが挙げられます。
場合によっては家庭崩壊を招く可能性も考えられます。
ギャンブルに熱中しすぎて仕事に手がつかなかったり、借金が膨らんで返済できる目処が立たない、会社も解雇されてしまったなどのようなことは、家族にも被害が及びます。
翻弄された家族がうつ病を患うなどすると、生活に必要なお金を使いこんでしまうので、家庭にも強い影響を与えてしまいます。
このようにあまりにものめり込んでしまうと、様々な影響を及ぼすことがわかります。
万が一ギャンブル依存症に落ちてしまった場合には、早急にクリニックなどを受診する必要があるでしょう。
治療を始めるにあたり重要なことは、患者本人が依存症からの脱却に本当に切実な思いを持っていること、配偶者や家族が治療に協力であることが求められます。
パチンコをやめないままであると破産してしまう、職を失ってしまう、離婚が避けられないとなると、依存症からの脱却に懸命にならざるを得ないでしょう。
依存症の治療は長期間、そして持続的な忍耐が必要
依存症の治療は長期間、そして持続的な忍耐が必要です。
このような切実な背景がなければ、途中で治療を投げ出す可能性も考えられます。
しかしそれでは治療にはなりません。
依存症から脱却するためには、最終的には本人次第ということがわかります。
また配偶者がどうでも良いという姿勢であれば、治療の見通しは非常に暗いものとなるでしょう。
当事者の問題だからと放っておくのではなく、みんなで克服することが大切だという気持ちが配偶者にあれば、家族の危機を乗り越えていくことにつながります。
初診の際には必ず配偶者にも立ち会ってもらうことが重要です。
パチンコやスロットの依存症は自分の気持ちの問題だからやめてしまえば良いだけという意見もあるかもしれませんが、長期にわたり形成された依存症は、極めて強いものとなっています。
まとめ
無理に止めて我慢すれば良いというのは、本人にとってはかなり苦痛を伴います。
人間はそれほど強いわけではない為、あらゆる依存を取り払ってしまうと、本当に行きづらくなってしまうのです。
このような人間の弱さを配慮した方法が重要となります。